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ゴキブリが怖い。苦手な人が距離を取るために先に決めたこと

夜に台所へ立ったとき、足元で何かが動いた。その瞬間に体が固まって、あとずさりして、電気をつけたまま部屋に戻る。私にとってゴキブリは、単なる不快ではなく、生活の中に置き場所のない感情でした。怖いものは怖いままで構わないと思っています。ただ、そのままだと毎回その場で固まるだけなので、行動のほうを先に決めることにしました。

「怖い」で終わらせると、対策の順番が決まらない

苦手だと話すと「慣れれば平気」と言われることがあります。私の場合は逆で、年々強くなりました。見た瞬間の体の反応は、理屈で消せるものではないと思います。

ただ、苦手なままにしていたことで損をしていたのは自分でした。「見つけたらどうするか」を決めていないので、毎回その場で固まるだけ。次にどこを見ればいいのかも分からないまま、同じ季節に同じ場所で同じことが起きていました。気持ちを変えるのは難しいので、順番と範囲を先に決めることにしました。

なぜ怖いのかを、三つに分けてみる

ノートに書き出して分けてみると、私の怖さは一つではありませんでした。

分けて分かったのは、私の怖さの中心は三つ目だということでした。見た目はどうにもなりませんが、「把握できていない」という状態は、確認して記録するぶんだけ減らせます。だから私は、感情はそのままに、把握するほうだけ先に進めることにしました。

見つけた瞬間に「決めておいたこと」と「決めなかったこと」

事前に決めたのは、動く手順だけです。

決めなかったのは、薬剤の種類や使い方です。どの製品をどこにどう使うかは暮らしの中の安全に関わる話なので、自分では判断せず、自治体の窓口や専門の事業者に確認することにしました。小さな子どもやペットがいる家庭では条件がさらに変わります。ここを自分だけで抱えないと決めただけで、気持ちはだいぶ軽くなりました。

※この記事では具体的な薬剤名や使い方は扱いません。健康や安全に関わる判断、体調への不安があるときは、自治体の相談窓口・専門の事業者・医療機関に確認してください。

再発を防ぐために、見る場所と順番を決めておく

苦手な人にとって、家中を見て回るのは現実的ではありません。私が決めた順番は次のとおりです。

  1. 台所の下部、シンク下、コンロの裏など、湿気と食品が近い場所
  2. ゴミ箱のまわりと、ゴミ箱の置き場所そのもの
  3. 玄関や窓のすき間、ベランダまわり
  4. 段ボールや新聞の置き場(長く置いているものほど後回しにしない)

一度に全部やろうとすると、見る前から疲れてしまいます。私は1日1か所と決めて、見た日をメモするようにしました。原因を全部突き止めようとするより、怪しい場所を一つずつ減らしていく感覚のほうが続きました。

自分で対応できる範囲と、任せたほうがよい範囲

掃除、片付け、食品とゴミの管理は自分で対応できます。一方で、壁の奥、床下、天井裏、排水まわりなど普段見えない場所は自分では確かめられません。また、決まった場所に何度も出る場合は、見えている1匹の話ではなく、住みついている可能性を視野に入れて考える必要があります。この境界を先に決めておくと、毎回迷わずに済みます。

相談先の選び方

相談先としては、自治体の相談窓口、消費生活の相談窓口、専門の事業者などが考えられます。私が選ぶ基準にしたのは、料金の説明より先に「どこを見て、何を確かめるのか」を手順として話してくれるかどうかでした。苦手なものが対象でも、説明を聞いているうちに、それは「分からないもの」から「対象」に変わっていきました。苦手なままでいいので、分かる範囲を増やしておくと、次の季節が少し楽になります。

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見えない場所まで自分で確かめるのは無理があります。どこを見るべきかを一緒に整理してもらうだけでも、次の一手が決まります。

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