水を飲もうと台所に立った深夜、足元で黒いものが動きました。電気をつけると、シンクの下に消えていった。眠気は一瞬で飛びましたが、その場で追いかける気にはなれませんでした。眠る前に決めたのは、一つだけです。「今は動かない」。次の朝、落ち着いた頭で確かめよう、とだけ思いました。
夜中に見つけると、その場で何とかしたくなります。私も、手に取ろうとして、やめました。眠る前に慌ててあれこれしても、どこに出たのか、どれくらいいるのかが分からないままでは、翌朝には状況が変わってしまうからです。使い方を誤ると暮らしの中の安全に関わるものもあるので、自分で判断せず、まず出た場所だけを覚えておくことにしました。
翌朝、思い出しながら書いたのは、次のことです。
湿気と食品のある場所が手がかりになることが多く、台所の下部、ゴミ箱のまわり、シンクの下などが候補になります。一度出た場所は、餌や水の手がかりがある場所かもしれないので、私はまず「出た場所そのもの」を見直すことにしました。見えている一匹を追うより、そこに来た理由を探すほうが、次につながると考えたためです。
翌朝は、次の順番で見ていきました。
一度に全部はできません。私は「1日に1か所」と決めて、見た日をメモしました。苦手なものを相手にするときは、見る範囲を小さく区切るほうが続きます。
夜中に見つけたとき、その場でできることは限られています。むしろ、眠る前に決めておいたことのほうが役に立ちました。
これを決めておくと、布団に入ってから「何かしなきゃ」と考え続けずに済みました。夜中の勢いで動くと、翌朝には状況が分からなくなっていることが多いからです。眠れないまま朝を迎えると、確認する気力も残りません。まず眠って、確かめるのは明るくなってからでいい、と自分に言い聞かせました。
家の中を片付けても、決まった場所に何度も出るなら、見えている一匹の話ではなく、住みついている可能性を考えます。また、排水まわりや壁の奥、床下など普段見えない場所を通って、外から入っていることもあります。その場合は、自分の掃除だけでは手が届かない範囲になります。
相談や見積りを考える前に、私が整理したのは次のことです。
最後の項目は、どんな相談でも役に立ちました。「ここまでは見た、ここからは分からない」と伝えられるだけで、話す内容が具体的になります。
※この記事では、具体的な薬剤名や使い方は扱いません。健康や安全に関わる判断、体調への不安があるときは、お住まいの自治体の相談窓口・専門の事業者・医療機関に確認してください。
見えない場所まで自分で確かめるのは無理があります。出た場所と回数を整理して相談するだけでも、次の一手が決まります。
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